☆使帛紗
使帛紗は、単に「帛紗」とも
「持帛紗(もちぶくさ)」ともいい
「古帛紗」や「出帛紗」と区別されます。
「不洗布」と書いて「ふくさ」と読ませるほどで、
基本的には洗わない」すなわち
使い切りの物とされています。
お茶会やお茶事など「ハレ」の舞台では新しい、
汚れのない物に取り替えるよう心掛けます。
表千家
表千家では男性用が「紫」女性用が「朱」と決まっています。
頂いた物などで「赤」やそのほかの色、あるいは柄のある物は使用しません。
また初歩だから、永続きしないかも、であまり安価な物をお求めになると、
薄くて扱いにくいものもあります。ご注意を。
裏千家
裏千家では男性用が「紫」
女性用が「赤」または「朱」が基本となっています。
ほかにも様々な色を使用してよいことになっていますし、
友禅染の帛紗なども使用できます。
ただし、そういった物は後で好みが出てきた時や、
使う状況に合わせてから求めたらよいでしょう。
まずは基本の色を揃えておきましょう。
初歩だから、永続きしないかも、で
あまり安価な物をお求めになると、
薄くて扱いにくいものもあります。ご注意を。
石州流
石州流では男性用が「紫」女性用が「赤」が一般的ですが
一定の年齢から「金茶」を用いることが出来ます。
頂いた物などでほかの色、あるいは
柄のある物は使用しないほうが無難でしょう。
石州流は「古流」に属する茶道流派ですので、
千家で使用する帛紗と寸法が異なります。
流儀にあった物をお求めになることをお薦めします。
晴山では「石州流越後怡渓派」の物を
制作、販売致しております。
官休庵、江戸千家、宗偏流、藪内流、ほかの御流儀
これらのお流儀では
お好みの寸法や色、柄、紋入りなどの帛紗があり、
それぞれの流儀にあった物をお求めになることをお薦めします。
晴山で取扱の物がございます。