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石州流を学ぶ人のための茶道具基礎知識1 割稽古

Ⅱ、薄茶を点てるのに必要なもの

お稽古に行き始めたら上達する早道は「家でも練習する」事です。
「茶湯は稽古場だけのもの」と考えずお宅でもまず抹茶をご自身で点てて飲んでみましょう。

そうすると、多くの道具がいりそうですが、とりあえず以下のもがあれば、お茶を点てることが出来ます。

 

1. 「茶筅」=がなくては お抹茶は点てられません。

「茶筅」は流儀の物として「白糸」でかがった物があります。DSC_0189.JPG
石州流では「白糸」のものを用います。

茶筅は水屋の向い側にかけ、一番端には天目用の茶筅など特殊な物を竹釘に指すように掛けておきます。
茶筅は穂先に茶などが残っている場合があります。指で一本づつ洗うように手入れしてしまいましょう。

→ 茶道具一覧(石州流茶筅)

 

2. 「茶碗」chawan001.jpg

最低限「茶碗」が、なければお茶は飲めませんのですでにお持ちの方も多いでしょう。
まず始めに求める茶碗として、比較的永くお点前に利用できるものとしておすすめできるのが、次に挙げる茶碗です。

平点前に用いるのに適した茶碗

「薄茶用の茶碗」では特段の決まりがありませんが季節に合わせた茶碗を用いるのも良いでしょうが、「樂茶盌」は基本の茶碗です。

→ 茶道具一覧・茶碗(楽茶碗)


「濃茶茶碗」にも使える「高麗茶碗」(写ものでも)や「無地の国焼(萩焼、唐津焼またはそれに準ずる物(朝日焼、出雲などの茶碗)」は永く使えるものになるでしょう。
「絵唐津」や後述の「濃茶茶碗に属さない無地の茶碗」「志野」「織部」「瀬戸」「絵や文字の入った物」「数印茶碗」「色絵(仁清写、乾山写)の茶碗」などは「薄茶用」と考えよいでしょう。
「特殊な形の物(平、筒、馬上杯、片口など)は薄茶茶碗として用います。
これらの物は濃茶に用いない方がよいでしょう。
余裕があれば揃えておいても良いでしょう。

 

3. 「茶杓」=極端に言ってしまうと、お稽古用なら自分で削っても・・・。まずは一本。

「茶杓」は「竹の中節茶杓」を用います。茶事や茶会では節の数が多い物でも良いでしょう。その際はいずれも「銘のある茶杓」を用います。拝見物を返した時には主客問答があり、作者、銘を尋ねます。

 また一部では濃茶の稽古に象牙の茶杓を用いるところがあり、濃茶は象牙などと勘違いする人々がいる始末。古い会記などを調べ、深く考察すべきところかと思いますが、如何。

基本的には「竹の中節」茶杓を用いなければなりません。



4. 「茶巾」=清潔を旨として、流儀によっても異なります。

 石州流では「茶巾」「手巾」は「保田織の麻」を用います。chakin005.jpg
 石州流で用いられる茶巾は、奈良晒しの一種「保田織(ほたおり)」で作られるといます。上質な麻で作られ、一般的な茶巾で用いられるものよりざっくりと織られています。その分、茶盌などに着きにくく多少濡れても抵抗なく拭くことが出来ます。
水次などの用いる「手巾」も同じく「保田織の麻」を用います。

 求める際には「石州流用」と言って求めましょう。保田織茶巾が分からなかったり、「茶巾はどこの流儀も一緒です。」などの説明を受けたらその店では本当の「石州流の茶巾」は求められません。

→ 茶道具一覧(石州流茶巾・手巾)

 

5. 「棗」

まず、稽古はじめに「帛紗捌き」を習うとき、最初に扱う茶道具が「棗」です。.jpg
中棗を用いるのが基本になるのは流儀を問いません。
「黒中棗」、これを基本と考えて、まずは、持っているとよいでしょう。
「黒中棗」は扱い方の基本を身につける上で最適な物になるだけでなく、大きさの基準でもあり、包帛紗、大津袋、あるいは仕覆を用いることで濃茶にも用いることがあり、永く用いることが出来ます。
ですから、出来ればプラスチックや手頃な物よりややしっかりした、塗り物を手にすることをおすすめします。

棗(薄茶器)

棗であれば「中棗」が基本の物として用いることが一般的です。扱いとして「平棗」や「四滴茶入」なども揃えておくとよいでしょう。
→ 茶道具一覧(石州流茶巾・棗)

「片桐石州公好」にも「河太郎棗」「次郎棗」「七つ菊棗」「ぶりぶり棗」等がありこれらを含み石州公選定の「切り型」に「三十一器」があります。
「石州三十一器」として

上  十種=「松笠棗」「大丸棗」「丸棗」「小丸棗」「古代写丸棗」「平丸棗」「丸茶桶」
       「朱雪吹」「糸目雪吹」「川太郎棗」
中  十一種=「古代朱面雪吹」「婦久羅棗(尻脹棗)」「寸切茶桶」「糸目雪吹」
        「古代雪吹」「切立中次」「武利〃〃中次 小形」「面小棗」「丸棗」「丸中棗」
下  十種=「大中次」「菊平棗(七つ菊棗)」「古代朱面雪吹」「長棗」
       「武利〃〃中次 大形」「一文字棗」「面大雪吹」「面中次」「雪吹中次」
       「次郎棗(小形)」「次郎棗(大形)」

があります。

 

6. 「建水」

建水に特定の決まりはありませんが、そうであるが故に、他の道具組と重なりにくい「唐銅」の物をまず、お奨めします。
まずは「利休形 唐銅餌畚建水」これを基本と考えて、持っているとよいでしょう。

建水
「建水」は「唐銅、砂張」のあたりから揃えましょう。「陶磁器製」「塗りの物」などはむしろ後で揃えてもよいでしょう。
→ 茶道具一覧(建水)

 

ここまで揃えれば、あとは「抹茶」と「お湯」があれば薄茶を点てることが出来ます。
お点前をする前の段階ですが、ここで用意した茶道具は消耗品を除いて「一生使える茶道具」ともなる物です。
すなわち「茶碗」「棗」「建水」はずうっと使えるものを選ぶ方が永い目で見てお得だということです。

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