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「ネットで楽しむ茶事十二ヶ月」=茶の八月

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朝顔

「いふまいと思えどけふの…」暑さの季節です。
八月は、月初めに立秋を迎えますがそうはいっても、涼風の感じはまだ遠く、残暑厳しい夏の日々が続きます。
こんな時期に狭い茶室に入ってお茶などはしていられない、などと考えもする季節でもありますが、最近は冷房の入る茶室も多くなりました。しかしながら冷房の無い江戸時代はどうしていたのでしょう。
今に残る元伯宗旦の書状の中にもさすがに「今日はあまり暑いので茶の湯は致さず…」といった文章が見つかると何んとなく嬉しくなったりします。
稽古も今月は暑中休暇にしたり、各地で行われる月釜も休みとなることも多いようです。
 しかし、盛夏にはむしろ休んだりせずに稽古に励むことのほうが、かえつて暑さを忘れるといいという方も居られます。
 家元での夏期講習やそれぞれの稽古場でも、七事式のような修練の稽古は、このような時季にふさわしい稽古といえるかも知れません。何人か同志で集まり、終日七事式に励むなど日頃なかなか出来ないので良いかも知れません。
また、七月、八月の上旬は「朝茶事」の時期、せいぜい早起きをしてお客様を招いそみるのもまた楽しいものではないでしょうか。
 七月にも少し触れましたが現在では朝茶といっても、今では午前六時頃の席入りが一般的になっているようですが、古くは午前四時頃が「朝茶」の席入りだった様です。
「朝茶」というと利休の「朝顔の茶」がすぐ思い出されますが、映画「利休」の中でも、まだ暗いうちに勇んでやってくる秀吉の姿ではじまるのが印象的でした。
「朝茶」は約三時間ほどで終了するので午前七時頃終わってしまいます。まさに涼しいうちにといった表現がぴったりなのですね。
 懐石も「焼物」も無く「生物(なまもの)(なまもの)」を使わない約束になっていますので比較的とっつきやすいお茶事の一つでしょう。是非今年こそはと一度試してみたいものです。

その朝顔の《茶事》も江戸時代には形式化され伝承されることもあったようです。『秘事石州流茶道侘茶事大概』の記述から見ていきましょう。


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天祐筆一行書

「朝茶」
 暑いことは暑い七月、八月。涼しい内に涼を楽しむ「茶事」をと夜明け前の席入にします。
 今で言う午前四時~五時くらいを目安に始まり、懐石も生ものの向付は避け、焼き物も省略、続き薄茶で日も高くならない午前七時から八時ぐらいまでに終わらせます。朝は苦手、都おっしゃる方もおいでとは思いますがせめて六時ぐらいには席入を終わらせ爽やかな夏の茶を楽しんでみたいものです。
 料理も軽く、趣向も涼しさを主題に比較的取り組みやすのでお勧めします。
「待合」には涼しげな滝の画賛、爽やかな竹や朝顔の絵など「朝顔」に関しては「利休が秀吉を招いた朝茶」でも知られますが、余りにも有名で、物まねとなってしまうので逆に生花の朝顔を遠慮し、軸やその他の茶道具で表現するという方も多いようです。
 「年寄りの冷や水」ということわざも知られていますが、昔は夏場でも生水はかえって危険、白湯を頂きましたが、今日では冷たい飲み物の汲出もいけないこともないと思います。ガラスを多用するより、冷感のある染付や磁器の汲出などがよいでしょう。
 早朝のまだ暑くならない、涼やかに打ち水された露地へ向かいます。

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